そうやってイメージするようにしたら、だいたいのことがうまくいくようになったんです。まあ、当時は若くてバカだったから思い込めたっていうのもあるんですけど、イメージすればほとんどのことが成功するなって思うようになりましたね。だから僕はいつでもイメージするようにしています。この間、初めて立ち回りのシーンを演じた時もそうでした。何度も失敗したけれど、きちんと最後までイメージしてからやり直したら、やっぱりそれでうまく行ったんですよ。今、僕が描いているこの先のイメージは、映画を撮るための時間と余裕を持つこと。それに、俳優として出たい監督の作品に出ることをイメージして、動くようにしています」

津田 寛治(つだ・かんじ)
1965年 福井県出身。北野武監督作品『ソナチネ』で映画デビュー。演技派俳優として数々の映画、ドラマ、CMで活躍。かねてから出演を願っていた黒沢清監督の、『トウキョウソナタ』が9月27日に公開される。主人公の同僚のエリートサラリーマン役を好演。恵比寿ガーデンシネマ、シネカノン有楽町ほかにて。

編集:小林奈巳 阿部大亮 酒井絢子(都恋堂) 撮影:大八木宏武(都恋堂)
スタイリスト:手塚陽介 ヘアメイク:萱原リサ




