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We舞台

特別企画インタビュー VOL.8 We舞台×西田シャトナー氏

“劇作家、演出家として生きていく”ことを決めた、キッカケを教えてください。

僕自身、大学時代に演劇を始めた当初は、面白いモノを作る才能があるなんて考えてもいませんでした。この世界で生きていこうと決めた直接のキッカケは、演劇サークルの仲間である腹筋善之介(俳優)に「オレはこの世界で生きていこうと決めた。一緒にやってくれないか」と、真剣に誘われたことですね。高校時代からの一番の親友が、人生を賭けた「頼みごと」をしてきた。これはYESにしろNOにしろ、即答するしかない。その場しのぎの答えで、お茶を濁すわけにはいきません。そのときに反射的に僕の選んだ答えが、YESだったのです。

さらにその直後、「この世界でやっていくなら、ぜひ一緒にやりたい。絶対誘って巻き込もう」と思っていた一つ上の先輩、平和堂ミラノさん(女優)から、なんと同じ日に電話がかかってきた。すでに就職していた彼女ですが、「やっぱり演劇がやりたい。一緒にやってほしい」という誘いの電話だったんです。こちらもまったく同じ用件で電話をかけようと思っていたところだったので、ホントに驚きました。もともと僕は“めぐり合わせ”や“運命”を信じるほうなのですが、そのときも運命を感じましたね。

当時の僕は、「たとえ自分に(一流の)才能がなくても、努力次第で“三流”――その世界でギリギリ生きていけるレベル――への道は開けるだろう」と考えていました。そのためにした努力は、半端じゃなかったと思います。劇団員も「厳しすぎる」と悲鳴を上げるほどの毎日を過ごしたおかげで、1年も経たずに目標だった「観客動員1000人」を達成したんです。でもそれは、果てのない“この世界”の入り口でしかありませんでした。