
大学生のとき、「これからは英語ぐらい話せないと」という気持ちから英語劇のサークルに入ったんです。それと同時に演出家・奈良橋陽子さんが手掛けていたメソッド演技や英語を通じて芝居をする集団にも入団。英語を習得したいがために芝居仕立てで英会話を楽しむ、この逆転の発想が俳優になるきっかけでしたね。大学英語劇以外にも関東の学生英語劇連盟という関東の学生たちがインターカレッジで英語劇を作るこの連盟にも参加していました。ここで僕はターザンをやったんですが、この芝居でものを創ることのおもしろさ、演じることの楽しさを知りましたね。

さらに大学在学中に4大学対抗英語劇連盟というコンクールがあり、僕は1年生で俳優に抜擢されて出場、2年生では演出助手、3年生では演出家と3年連続出場。しかも3年連続優勝したんです。もう、どんどん芝居にのめり込んでいきましたね。
それから就職活動しないでCMモデルのオーディションを受けたり、当時の刑事ものに出させてもらったりしていました。そして大学4年生のとき「ファンタスティックス」のオーディションを受けて合格。プロ舞台デビューをしました。僕は英語劇しかやっていなかったので日本語で芝居をするのがこのときが初。今までは英語というひとつフィルターがあり、どこか時代劇を演じるような感じで自分から切り離して演じていたのですが、日本語だとそこに体温・感情をのせなくてはいけない。こんなにも逆に難しく恥ずかしいものかと思いましたね。





