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いかすバンド天国 ON WEB 2008IKA-TEN
リレーインタビュー
vol.6トモヒラタ/DJ TOMO 「きっと来る…」でなじみ深い、角川映画「リング/らせん」の主題歌を手掛け、雑誌「LOUD」を主宰。トランスブームの仕掛け人登場。

H「じゃあ、普段からネット・サーフィンとかで新しい音楽をチェックしているんですか?」

S「そうですね。一回ミュージック・サイトやYOUTUBEみたいなところに入って、誰かアーティストの名前を入れちゃうと、関連した人達も出てきてしまううじゃないですか。もうそうすると2時間、3時間は見ちゃう(笑)。危険ですね」

H「音楽知識がふくらんじゃって?」

S「そうですね」

H「やっぱりそういった行動は、ネットが中心になりますか?」

S「ネットが多いですね。ちょっと“アレどうなのかな?”って思ったとき、手軽にすぐ調べられるのは、便利だなぁって思うんですよね。こういう仕事をしていると、CDと一緒に紙資料も送ってくださったりするじゃないですか?読んでいると、“あの人はどんな名前だっけ?”とか“このプロデューサーは誰だっけ?”って思ったとき、パパッと出てくるのは、やっぱりインターネットなんで」

H「そうすると、今回イカ天がWEB版で誕生したことを聞いたとき、これは良い動きが出てきたっていう感じでしたか?」

S「そうですね。そもそも、私はイカ天をリアルタイムでは観ていなかったので」

H「そうですよね」

S「でも、いろんな人と音楽の話をしていると、やっぱりみんな口を揃えて“イカ天知ってる?”って言うんですよ。で、やっぱり最初はイカの天ぷらを想像するんですけど(笑)、“いかすバンド天国っていう番組があってね”って、その世代の人達がみんな熱くなって語るので、すごい番組だったんだなぁと思ってました。だから、復活して、私に声がかかって、まずはすごい興奮して“いやぁ、もうこれはメチャメチャ自慢になるぞ”って思いました。」

H「噂に聞いていたあの番組の、自分の世代版に出られるっていう感覚ですよね?」

S「そうです、そうです。なのでそういう意味では、リアルタイムを知らないからこそ余計に“今やったらどうなるんだろう?”って思いますね。今はインターネットの力があるから、その動きは日本にとどまらないわけじゃないですか? 見たいと思えば世界中の人が見られるし、札幌にいる人でも沖縄にいる人でもチェックできるし、何回も見ることができますし、そこでいろんなブログが始まったり、いろんなチャットルームができたりするかもしれないですよね。」

H「リアルタイムでね」

S「はい。そういう意味での広がりはすごいと思いますよね」

H「まったく違う形で、新しい文化が生まれる可能性がありますよね」

S「そうです。ちなみに平田さんは、もうエントリーされているバンドをチェックしましたか?」

H「ザッと見ましたよ」

S「どうですか?」

H「結構、セミプロの人がいますね。中には、すごく良いと思うモノもあります」

S「既に? トップ10が決まる前にですか?」

H「うん。ただ、もう今は動画や音楽をつくるのが簡単になってきているから、レベルの高いものはたくさんあると思うんですけど、やっぱりオリジナリティーが最優先ポイントだと思うんです。音質的なクオリティーよりも、オリジナリティーを見ていきたいと思っています」

S「審査員の皆さんは、共通してとにかく新しいものを求めていますね」

H「そうですね。つまらなくなってきた事に対して、カウンターとして新しいことが起こるわけだから、今はそういう意味では面白い時期なんじゃないですか」

S「今は一番波が起きやすい、ってことですよね?」

H「だと思うんですよね。よく、不景気の国から良い音楽が生まれるっていうのがあるじゃないですか? まあ日本が不景気だとは言いませんが(笑)、状況がつまらなくなればなるほど、新しくて面白いものが生まれやすいわけですよ」

S「じゃあ、条件は整っているわけですね?」

H「整っていると思いますね」

S「例えば、今イカ天をネットで見たとか、最近知ったっていう人は、エントリーしたいと思ったら結構大変だったりするんですか?」

H「いや、そんなことはないんじゃないですかね。ただ、動画を録らなくちゃいけないんで、何らかの形で動画を録ることになると思うけど」

S「とにかく、みんなが演奏してるところを動画で録って・・・」

H「それで良いと思います」

S「そうしたら簡単ですね、考えたら。今はデータをお家から送れますもんね」

H「そうですよ。投稿するのも結構簡単になったと思うし、昔に比べると、何よりもデモをつくるのがすごく簡単になったと思うんですよ。そういう部分で、敷居がどんどん低くなっている。それに、今はブログを書く感覚で音楽を発信できるじゃないですか。ネットは文化の発信の仕方を、かなり変えていると思います」

S「今は、ソーシャル・ネットワーキング・サービスから出てくるバンドも結構いますよね。それこそガレージ・バンドだったのが、ちょっとネットに載せたら人気が出たり。だからこそ、今回のイカ天って、よりパワフルなものになりそうですね」

H「そうですね。MSNという、とてもアクセスの多い媒体が協力してくれているわけですし、そこでプロモーションできるっていうのは素晴らしいことですよ。個人発信だと、どうしても見てくれる人は限定されちゃいますからね」

S「そうですねぇ。今回は、バンドに限らず色んなアーティストが出てくるわけなんですけど、ザッと見た感じ、何か傾向はありますか?」

H「やっぱり、“イカ天的なもの”の応募が多いような気がしますね。ただ、僕はそういう枠にはあまりこだわらない方が良いと思いますけどね。やっぱり今の時代には、今の時代の音楽があるわけで、それに合った音楽をやってほしい。“イカ天だからこういう感じだろう?”っていうのは止めといた方が良いかなって、僕は思いますね(笑)」

S「ハハハ(笑)。決勝本番が8月にあるわけなんですけど、意気込みの方はどうですか?」

トモヒラタ&SHELLY

H「時代を変えていけるようなバンドに会えることを、本当に期待しています。音楽業界というものは、どうしても一回システムができちゃうと硬直化しやすいので、そこをぶち壊してくれるようなものが出てくるといいなって思います」

S「今の音楽業界を無視して、自分達のやりたい音楽をやる。そこにイカ天の意義があるんでしょうね」

H「だと思うんですよね。今の体制に対して、何か違うのではないか?とカウンター・カルチャーをつくって欲しいですね」

S「そういう反抗的な心を持った、熱い心を持っているバンドにもたくさん応募してもらいたいですね」

H「そうですね」

S「とにかく、いろんなバンドがいらっしゃると思いますけど、“ちょっとやってみたいな”くらいの気持ちで良いんですよね?」

H「と、思います。そこにオリジナリティーがあれば」

S「何か人に聴いて欲しいなって思ったら、ぜひ皆さんどんどんエントリーしてください。お待ちしてます」

トモヒラタ・DJ TOMO
日本にヨーロッパ・バレアリックスタイルルのDJプレイを持ち込んだパイオニアがトモヒラタ / DJTOMOだ。歴史に残るクラブパーティー“x-tra”のレジデントDJとして、アンダーワールド、ケミカルブラザーズ、ファットボーイスリムらの初来日時の共演DJとして、Rainbow2000、Electraglideなどの大型イベントで揺るぎないキャリアを築いてきた。
クリエイターとしても、「きっと来る…」でなじみ深い、角川映画「リング/らせん」の主題歌を手がけ、『Best Hit Trance』などのトランス系・ヒット・コンピでトランス・シーンを牽引。最新プロジェクトNIBIRUでは、UK の名門サイケレーベルTipWorldから日本人としては初めて作品をリリースしている。
また、1994年に自らが創刊した雑誌LOUDは“デジタル世代のラディカル・ミュージック&クラブカルチャー・マガジン”として、 最先端の音楽を嗜好するクラブミュージック/ インディーロック・ファンから支持されている。

SHELLY
1984年5月11日横浜生まれ。スカウトがきっかけで15才のときにモデルデビュー。
以後、CUTiE、spring、Zipperなどのファッション誌やテレビなどで活躍。今後、さまざまなフィールドでの活動も期待される、注目のバイリンガルモデル。
ロック、ポップス、クラブミュージックなど、オーバーグランドからアンダーグランドまで精通し、イカ天審査員の音楽通たちを唸らせるほど。
タレントとしても「ザ・ベストハウス 123」(フジテレビ系)、「SPACE SHOWER MUSIC UPDATE」(スペースシャワーTV)、「U・LA・LA」(東京MXテレビ)などにレギュラー出演中!

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