

――今回の審査は、そういう観点から行うんですね。
「そう、単純ですね。で、僕はミュージシャンであり、プロデューサーでもあるけど、音楽を聴くときは完全に一般リスナーと同じ耳で聴いているんです。普通のミュージシャンって、他の音楽を聴いているときもミュージシャンの耳、プロの耳で聴いてますけど、僕にはそれは完全にないですね。音楽のことをさっぱり分からない人のように聴いて、いいか悪いか判断できる。だから、テクニックとか作曲のレベルとか関係なく、単純に音楽を楽しめるね」
――それは、ミュージシャンとして経験を積んでいると、難しいことではないですか?
「それは、生まれつきじゃないかと思ってます。ちょっと自分でも恵まれた能力だと思っていますね。だから、ファンとしての耳やファンとしての立場というものを、僕はなくしてないですよ」
――へぇ~。それはすごいですね。
「で、僕は完全に両極端で、もし一緒に働くことになったら、信じられないほど厳しいミュージシャンになります。もちろん、いい意味でですよ(笑)」
――もし一緒に音楽をつくることになったら、そこではミュージシャン/プロデューサーとしての観点で音楽を聴くんですね。
「そうそう。仕事の耳で聴く」
――じゃあ、審査のときにマーティさんから良いコメントが出ても、スタジオに入ったとき同じようにほめられるとは限りませんね。
「悪魔が出るよ(笑)。心を鬼にする。じゃないと、中途半端なものになると思うから。で、仕事が終わって完成した後は一般人のモードになって、単純に楽しめるかどうかを判断する」
――マーティさんがJ-POPを好きになった理由は、そもそもそういった切り替えができるからですか?
「それは関係ないと思う。それに関しては、もともとジャンルなんて関係ないですからね。僕が好きな音楽は、全部単純に好きなだけですよ。上手いから好きだとかってないし、上手いだけじゃCDを買う理由にならない」
――J-POPと、マーティさんのルーツになっているハードロックやヘヴィーメタルとの間には、結構距離があるようにも感じますが...。
「全然遠くない!J-POPをやっている人達は、みんなメタラーですよ。J-POPには、メタル魂がいっぱい入っていますね。結構ありますよ。アイドルの曲にもロック・ギターがすごい入ってたりするから。残念ながら、アメリカのポップスにはそういうことがない」
――そういった斬新なミクスチャーがある点でも、J-POPは面白いんですね?
「J-POPは、何でもアリですね。同じ曲の中に、レゲエ、演歌、メタルが入っていたりする。素晴しいよ。ときどき交通事故になったりもするけど、ときどきすごく良い融合になっていると思いますね。そこから、いいものが生まれる。理想ですよ。だから、J-POPは飽きない」

――マーティさんが今個人的に気に入っているバンドやアーティストは誰ですか?
「最近聴いているのは、玉置成実ちゃん。あとは、倉木麻衣とか、ミドリとか、マキシマム ザ ホルモンとか。幅広いでしょ?でも、どれも全部同じ気持ちで好き。家に帰ったらすぐ に聴きたいし、ここ最近は玉置成実ちゃんのCDをかけないと起き られない(笑)」
――今回はWEB版のイカ天ということで、インターネットを利用したコンテストになるんですけど、インターネットについてはどのようなご意見をお持ちですか?
「いいと思いますよ。インターネットは、人生の中で一番便利なものだと思う。だから、できるだけ使った方がいい。デモもデータになるから、テープとかCDみたいにゴミにならないじゃん(笑)」
――もし、マーティさんがまだデビュー前のアマチュアだったら、どんな曲でイカ天に応募しますか?
「一番自分が自然に、簡単にやれるもの。それが理想かな。無理をしない方がいいと思う。そうすれば緊張しないし、普通にできると思うから」
――なるほど。「あと、特にギターの世界では、みんなデモを送ってくるとき、履歴書みたいにブルース、ロック、メタル、カントリーって、いろいろ演奏を入れてきたりするんだけど、そういうものは聴きたくないですね。もっとアーティスト性を感じられるものの方が嬉しい。その人の良さがすぐに分かるものの方がいいね」
――分かりました。では、最後に、応募者へのメッセージをお願いします。
「競争が激しいですから(笑)、インターネットやグローバル化とかでマジで激しくて、何もかもレベルが高くなったから、それを利用してください。自分の中に“負けないぞ”っていう競争心をもって、精一杯がんばっていだだきたいと思います!」

マーティー・フリードマン
全世界で1000万枚以上のアルバム・セールスを誇る「MEGADETH」の伝説のギタリスト
J-POP評論家として様々な 番組への出演、雑誌の連載をこなす マーティ・フリードマンが自ら 本格ロックユニットを結成、究極のロックヴォーカリスト像と称される鈴木慎一郎を迎え、国境無きロックの誕生! ・・
日本在住5年、いよいよ海を渡った挑戦が今始まった!
★困難を極めたヴォーカリスト探しから“LOVEFIXER”結成!
★J-POPユニット“LOVEFIXER”(ラヴフィクサー)
1st single「夜光/CRYSTAL RAIN」2008.8.27 RELEASE!!
『夜光』
映画「トワイライトシンドローム デッドクルーズ」主題歌
読売テレビ・日本テレビ系全国28局ネット「秘密のケンミンSHOW」エンディングテーマ
『CRYSTAL RAIN』
NINTENDO DS「トワイライトシンドローム 禁じられた都市伝説」オープニングテーマ




















